INTERVIEW
お客様インタビュー
UBE株式会社
生産・技術本部
設備管理統括部 計電技術グループ
徳光 周平 様 ・ 畑中 聡 様
ラヴォックスと共に工場の設計思想・運転原理についての知識を深め、
運転状況の最適化と設備改良を図る
INTERVIEW
UBE株式会社
生産・技術本部
設備管理統括部 計電技術グループ
徳光 周平 様 ・ 畑中 聡 様
ラヴォックスと共に工場の設計思想・運転原理についての知識を深め、
運転状況の最適化と設備改良を図る
設備管理統括部に所属しており、各化学工場のインフラ整備、工場設備の維持・向上の為、分散型制御システム(DCS)設備の更新や設計を行っています。チームは4名体制で、年齢も幅広いですが何でも言い合える雰囲気ですので、助け合いながら職務に当たっております。故障の原因がどこにあるのか、またどのようにしたら再発を防ぐことができるか考えることを常に求められますが、特に経済的損失が発生した際の故障の原因解析には時間をかけて対応するようにしています。
統括部の目標としては3点ございます。1つ目は、各工場の設備管理を統一すべく、それぞれ工場に対して別々の物差しを当てるのではなく、一定の水準を持って問題に向き合うこと。2つ目は、事業継続計画(BCP)を整備すること。災害等の不測の事態が発生した際、どの工場のどの設備を優先するべきなのか、幹部や関係者に対して進言し、とりまとめることが重要です。3つ目に、10、20年後の将来を見据えた中長期的な設備更新を実施することです。
工場間で技能や経験に差異が生じないよう、次世代へ向けて「平等」にチャンスを持たせること。また、設備更新の検討の際には最新の知見を取りいれるべく、過去の枠組みにとらわれない発想を持てるよう心がけています。
現在はコロナウイルス拡大の影響で人の移動が自由にできません。それに加え、技術者の代替わりが進み、グループ約80名のうち15名は経験5年以下と1割は若手です。そのため、技術の継承が思うように進まず、各人のセンスに頼ってしまっている部分があります。一方、以前は炉やタンクなどの大型機械が多かったのですが、取り扱う機械の種類にも時代と共に変化があり、現在はより精密なメカニックが増えたことで基板などのメンテナンスが増えています。これに伴いラヴォックスにシステム更新を依頼する頻度も増えつつあり、基板に対する情報を習得したり、システム更新を通じて新しい技術開発のきっかけになったりしています。
展示会です。見学に行った者がラヴォックスのブースに立ち寄ったことがサービスを知るきっかけになりました。宇部地区に無いような特殊な技術や部品単位の更新といった説明は斬新だったと聞いており、その後アポイントをお願いしたところ、すぐにプレゼンにきていただき、依頼する流れとなりました。
故障したら買い替えるという設備単位でのメンテナンスが当たり前だった私たちにとって、ラヴォックスさんのよりミクロな発想や、それを実現できるクオリティや柔軟性にはいたく感心しました。なお、初めて依頼させていただいたPLCの故障原因解析はその後も継続的に利用しているほか、直近ですと特注コネクタを製作いただきました。特注だったのですが想像以上にハイクオリティな製品を納品いただいたことで、技術の高さだけでなくサービスの幅にも感心しました。
依頼前は本当に信頼ができる会社なのか、技術は大丈夫なのかという不安がありました。翻って、依頼を終えた後は、単にこちらの要望に何なりと応えてくださるサービスの良さに加え、緻密かつ技術力も備えたプロの集団という印象に変わりました。
休日はゴルフへ行くほど親しい間柄です。先日ラウンドを回った際、担当者のズボンが破けていたことで、場の空気が笑いに包まれました。(笑)また、コンビニで偶然にも声をかけてもらったこともあります。プライベートでも仲良くさせてもらっていますが、仕事になると細部まで行き届き、毎回親身になって相談に乗ってくださいます。時に無理難題に応じてもらえる、困ったとき思い浮かぶ身近な存在です。
2022年4月にUBE(ユービーイー)株式会社への社名変更に伴い、社内体制も大きく変わりました。今まで4工場がテリトリーだったのが全グループ工場に及ぶようになり、より一層設備のメンテナンス範囲が増えていきます。故障する前に予防する、そんな計画をラヴォックスと行っていきたいと考えています。メンテナンス=復元ではなく、プラスαを実行していければいいですね。電子部品の耐久性を上げる、熱を逃がす設計に変えるなど、単に復元するだけでなく、設備の信頼性や保守性を上げていきたいですね。
機械的に強度を高める為のアイテムを開発いただけたらなと思います。最近依頼させていただいた特注コネクタは大変作りこまれており、クオリティの高さには驚きました。接続方法にも囚われず更新頻度をなるべく減らすことができ、コスト面でも有益なアイテムを今後も製作頂きたいですね。
宇部地区以外にも、宇部マテリアルズやグループ会社含め、多くの工場を抱えておりますので、まずは全工場と関わっていただき、実際の設備を一緒に周っていただきたいですね。各工場の設備管理を統一すべく、一定の水準を持って問題に向き合うことが大事だと考えていますので、色んな角度から是非ご提案頂きたいです。